過去の作品を今になってレビューするマゾプレイをしてみる
この記事はwhywaita Advent Calendar 2019 2日目の記事です。
手が滑ってはてなブログが開設されたみたいだよ!
みんな手元には注意しよう!
というわけで、はじめまして!awawanです!
whywaitaくんの愉快な仲間の一人で、インターネットの隅っこでひっそり暮らしてます。
カレンダーガールばかり最近聴いていたオタクであるため、「カレンダー」という字面を見ただけで登録してしまいました。見切り発車だけど、オケオケオッケー!
唐突ですが、awawanさんはインターネットで昔小説を書いてました。
最初は「登竜門」という小さな掲示板、そして「小説家になろう」、「カクヨム」とフィールドをぴょんぴょん飛びながら活動してました。
(Twitterのプロフィールに作品リンク貼ってあるかもよ)
今はエンジニアとして社会人一年目をしてますが、3年前までは社会でライターの仕事をする気マンマンでいました。
諦めた理由はシンプルで、この才能じゃ稼げないなぁと思ったからです。
ここ2年はまともに書いてないですね。
というわけで。
過去の作品をセルフレビューします
これくらいしかネタが思いつかないのでやっていきます。マゾプレイです。イヤです。
書き始めた2012年から今に至るまで7年、色々なことをワタシは経験してきたのです。楽しいこともありました、つらいこともありました、興奮したこともありました。そうして日々変化を遂げているわけであります。
だったら書いている作品にも表れていると思うのが自然の摂理。すげーイヤですけど、こんな機会ですから恥ずかしがらずにやっていきますよ。
かと言って長々とした作品を今からレビューするといつまで経っても終わらないので、今回はちょうどいいモノを見つけました。
こちらのサイトに「即興小説バトル!」なるものがありまして、毎週土曜日の22時~23時に参加者共通で「お題」を与えられ、それに沿った作品を1時間以内で作りましょう!というイベントです。
今回はこちらに参加したときの作品をセルフレビューしていきたいと思います。
の前に、もうちょっと即興小説バトルについて触れていきましょうか。
どんなお題があるか、チラッと見てみましょう。
・部屋とコーヒー
・死にかけの町
このお題はいいですね~、本当に題材にありそうな王道ですね。
・俺と何でも屋
・夜のぷにぷに
なるほど~。一見関係のない二つの単語が並んでるように見えますが、その関係性の無さがストーリーを呼び起こすこともありますからね~。
さて、実は与えられるのはお題だけじゃないんですね。
「必須要素」というものも与えられます。つまるところ、どこかに必須要素は作品にぶち込んでね~というやつです。
これがたまに牙を剝いてですね。
・100字以内
・10000字以上(制限時間15分)
ランダムで選ばれる場合、こういう必須要素が出てくるときがあるんですね~。おもしろ~い。
さて、少し横道に逸れたので本題へ。
こちらですね。いつ頃書いた作品なのか情報が全くないことにさっき気づきました。おそらく2014年だと思います。
お題はシンプルな殺し。物騒ですね~。
そして必須要素はビール。おいしそうですね~。
同じお題と必須要素でバトルに挑んだ人の作品は、だいたい殺人が絡んだミステリーが多かったですね。
そういうセオリーを投げられると天邪鬼になるのが2014年の時のワタシです。当時大学2年生で酒を覚えてなんやかんやで一番荒れていた時期のワタシです。実に痛々しいでしょう。
「はんっ、オレならこのお題で超コミカルなもの書いてやるぜ」
コイツはこう思っていたに違いありません。
では個人的に気になった文章を抜粋していきましょう。
先にお前たちに話しておかないといけない事が二つある.
一つ目.
オレは生を持って来月でちょうど21年経つわけだが,未だに恋人という概念と触れておらずいわゆる"""DT"""と呼ばれる存在であること.
なんだろう,なんとなくボーっと生きてたらこのような無様な姿になってしまったわけだ.
ボーっとダラダラ生きていても幸せになれるような仕組みを築いていない社会が悪いな,これは.二つ目.
オレは大学に一浪を経て入学したわけで,どうやって大学デビューしてやろうかと考えた結果,バドミントンサークルに入部して人生に華を咲かせようと企んでいたこと
これ、その当時のワタシまんまですね。一浪以外の情報は合ってますね。
大学デビューしてやろうかとバドミントンサークル入ってたけどやめたんですよね。
めちゃくちゃ恥ずかしいですねコレ。
バドミントンサークルに所属しているのは良いのだが,とてもじゃないがリア充と呼ばれるような生活は送れていなかった.
理由はシンプル.
サークルメンバーと微妙な距離感が出来ていたから.
この「理由はシンプル」という表現はこの当時よく使っていましたね。
ワタシは作品を書くときに、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。
~~~~。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。
という横型の凹形の文章を多用するんですよね。見やすさがあって好きでした。
この形にもっていくときに「理由はシンプル」と書くと、必ずその後には理由が書かれているわけですから文章を考えやすくなるわけですね。
ちょっとアイデンティティ出してみました。
オレは対して仲良くもないのに金魚のフンのごとく飲み会に毎回ついていっていた.
参加する理由?
そんなもの惰性だよ.オレにも分からん.
オレは飲み会に参加すると率先して端の席に行く.オレごときが中央を陣取るとオレもイヤだしメンバーもイヤだろうから.
ここら辺なんかイタそう。書いてた時の背景がすごい滲み出ていそう。
「参加する理由?」みたいな読者に思いっきり説明してますよ感を出すのは、あんまり好きじゃないのでやめたほうがいいと思います(指摘)。
アキちゃんは,身体をぐいっと寄せて接触させながら自分のスマホに映されている写真を見せてきた
まともに写真なんて見ていなかった.グイグイ写真を見せに来るアキちゃんの姿勢しか見ていなかった.
コレはアレか?
『童貞殺し』というやつか?
巷に聞いたことがあるぞ.巨乳をコレでもかと見せつけながらラフに男に寄ってくる女のことだ.
ストーリーとしては、飲み会で隣になった女の子が童貞キラーらしくお前そんなこと言われたら好きになってしまうやろ、な描写がひたすら続いてますね。
必須要素である「ビール」を入れるために飲み会という設定を持ってきましたね。こういう思考は天邪鬼でなくシンプルなんですね。あはは。
こんなもの好きになってしまうに決まってるだろう.
なんてシンプルな童貞殺しなのだ…….
このフレーズが気に入ったようですね。フレーズの繰り返しは印象付けるためには良い手法です。そのフレーズが面白ければの話ですけども。
この後も、それっぽく女の子がひたすら好きになってしまうやろ発言を繰り返し、そのたびに上記のフレーズを繰り出してますね。リズムを大事にしてるのでしょうか。
そしてそろそろストーリーも〆に入りますね。
短編だとこの〆で良し悪しが思い切り左右してしまいます。
特に最後のセリフですね。
こんな感じでひたすら童貞殺しをされたわけだ.
ずっといい気分ではあったよ,最後の別れ際の言葉を聞くまではね「あ,このあと彼氏と会うんだ♪じゃあねー」
クソが.
〆は短くスパっとしてますね、これは自画自賛しますよ。制限時間が迫っていて投げやりになった感が否めませんが。
これにてセルフレビューは終了です、お疲れ様でした。
では、総評へと移りましょう。
総評
・作者の背景をガッツリ取り入れる覚悟
何を思って背景をガッツリ取り入れたのか、が大きく影響してくると考えています。
当時の心境を思いのまま伝えることにより共感をしてもらいたいのか、作者の人生観?を作品を通して知ってほしいのか、単純にそういうネタなのか。
様々な要因がありそうですね。ちなみにこの作者がどうしてこうしたのかは不明です(忘却)
・自分のカタチを大切にする
横型の凹型の文章の部分ですね。今でもこのスタイルは好んで使っていると思います(意識してるわけではないのですが)。
やっぱりクリエイターの人は自分のカタチを持ちたくなってきますよね。例えばこの絵柄は一発で見れば作者が分かるとか、この音楽の転調の仕方は〇〇スタイル、とか。
こう言われることが一つの実績なのかな、とか思ってたりします。実際ワタシも言われたいですし。
ただ、この自分のカタチを自分からベラベラ喋るのは、なんだかモヤモヤした気持ちになってきますね。。。発信していったほうが良いとは思いますが。
・天邪鬼はつらいぞ!
天邪鬼というか、シュールというか、逆張りというか。
とにかくそういう感情は、この頃のワタシはすごく抱えていたと思います。たぶん抱えてる量としてはピークでしょう、それは覚えてます。
でもやっぱり、分かりやすいものが一番なんですね。分かりやすさが正義なんですよね、大抵は。
なので素直になることが一番良いと思います。
ワタシが通ってた塾の講師も言ってました。
『素直なやつが一番成績伸びやすい』
さて、人生で初めてブログ記事を書いたわけですが、難しいですね。疲れますね。
面白いことを書くのも大事ですが、総評でも言った通り分かりやすさが正義です。
分かりやすい記事、頑張りますね。